@article{oai:nifs-repository.repo.nii.ac.jp:00000071, author = {東井, 和夫}, issue = {No.6}, journal = {プラズマ・核融合学会誌}, month = {Jun}, note = {本稿では,大型ヘリカル装置LHD の内寄せ配位において観測された低閉じ込め状態(L モード)から高閉じ込め状態(H モード)への遷移により形成される周辺輸送障壁(ETB)の特徴についてまとめる.このETB は,エルゴディック層で囲まれたユニークなヘリカルダイバータ配位で観測されたものである.LHD プラズマでは,ETB が形成されると 2/3,1/2 といった周辺MHD モードが強く励起され( m n :ポロイダルおよびトロイダルモード数),これらがH モードフェイズでのプラズマエネルギーの更なる増大を妨げる.通常,電子密度分布にETB 構造が顕著に現れるが,ときには電子温度分布にペデスタル的特徴が観測される.ETB は真空磁場で定義された最外殻磁気面を越え,エルゴディック層内に拡がる.ETB の幅は,トロイダル磁場強度に依存せずしかも水素イオンのポロイダルラーモア半径に比べ格段に大きい.ヘリカル摂動磁場を印加して 1/1の磁気島を拡大すると低密度で遷移が起こりやすくなり,しかもH 光に現れる周辺局在モード(ELM)的スパイクの振幅も小さく抑えられる.}, title = {ヘリカル系におけるH モード 2.大型ヘリカル装置のエルゴディック層を有するヘリカルダイバータ配位における 周辺輸送障壁の形成}, volume = {Vol.82}, year = {2006} }